ASUSの小型PC(ベアボーン)、VivoMini VC65Rを購入

関連記事:ASUSの小型PC、VivoMini VC65Rの購入を検討

ASUSのコンパクトPC(ベアボーン)、VivoMini VC65R [VC65R-G052M]を購入した。
7/8発売予定となっていたがパソコンSHOPアークで7/2に入荷していたので注文、7/5に到着。
56,800円送料無料。

製品ページリンクや詳細スペックは上記関連記事を参照のこと。

ASUS VivoMini VC65R コンパクトベアボーンキット - 製品詳細 | パソコンSHOPアーク
https://www.ark-pc.co.jp/i/31400743/

横長で薄型の箱。


本体。
前面に電源ボタンとUSB 3.0ポート×2。右側面にSDカードスロット。


背面にUSB 3.0ポート×4や各種ディスプレイ出力、ヘッドホン出力、電源入力ポートなど。


本体と付属品。
ストレージ取り付け用のミリネジ4本×4袋が付いていた。親切。
一緒にミリネジを買ってしまったのだが無駄になった。
電源内蔵でACアダプタがないので電源ケーブルは1本のみですっきり。


分解したところ。
蓋を開けるのに背面のネジ1個、ストレージ部分にネジ14個(上側6個、下側8個)。
メモリ部分の蓋にネジはなし。下側のメモリが少し取り付けにくかった。


2.5インチストレージを3つ取り付けたところ(上側右には取り付けていない)。
下側左(HDD1L)、下側右(HDD1R)、上側左(HDD2L)、上側右(HDD2R)の順に認識される模様。
なので下側左(HDD1L)にOSの入ったストレージを取り付ける。


ディスプレイ(34UM95-P)との接続にはHDMI接続を使う。50Hz表示になってしまうが解像度3440x1440出力は問題なし。
60Hz表示可能なDisplayPort接続だと34UM95-Pは何故か時々表示が暗転してしまうので諦めた。
以前も同じ症状だったのでケーブルのせいかと疑って今回DisplayPortケーブルを新たに買ったのだが結局無駄になった。ディスプレイ側が原因のようだ。

メモリ(DDR3L)はBRIX Proで使っていた16GB(8GB×2)があるのでそのまま流用した。


ストレージ(2.5インチ)は今まで使っていた1TB SSD×2の他に以下の2TB HDD(7mm厚)を新たに購入。



ストレージについてはこんな風になる。9.5mm厚以下の4TB HDDがあれば全部内蔵出来たのだが。

前:内蔵1TB SSD×2+外付け2TB HDD+外付け4TB HDD
後:内蔵1TB SSD×2+内蔵2TB HDD+外付け4TB HDD

Windows 10の入ったSSDを載せ替えたのでWindowsのライセンス再認証(電話認証)が必要になった。
初めての電話認証だったが最終的にオペレーターに繋いで確認IDを聞いて無事終了。
途中のインストールIDの入力が面倒だった。
8/2に来るWindows 10 Anniversary Update以降はこういう場合に電話認証不要になるらしい。


今まで使ってきたコンパクトPCのBRIX ProやST180Eと比べた場合のVivoMini VC65Rの個人的なメリットとデメリットを考えてみる。

◇メリット

・2.5インチストレージ×4搭載可能
小型PCはストレージを1つか2つしか搭載出来ない物が多いが、VC65Rは4つも搭載出来る。
今回は3つまでしか使っていない。
将来的に9.5mm厚以下の4TB HDDが出たら4つ目に取り付けたい。

・電源内蔵
ACアダプタがなく電源ケーブル1本で済む。個人的にACアダプタが嫌いなので有り難い。
その分本体が2.2kgと少々重くはなっているが許容範囲。

・静音性
アイドル時:無音に近い。僅かに音が聞こえる程度。早朝の静けさの中だと少し気になる。
高負荷時:CPU使用率100%でもかなり静か。アイドル時とほとんど変わらない感じ。

BRIX Proはアイドル時ほぼ無音、CPU使用率が15%前後を超えると爆音という極端さだった。
ST180Eはアイドル時22dBのはずなのに実際はあまり静かじゃないという静音詐欺だった。
VC65Rはアイドル時21dB、最大35dBというスペック。
HWiNFOでファン回転数を見ると1,750RPM前後。SpeedFan/HWiNFOのファンコントロール非対応。

・USB 3.0ポート数
USB 3.0ポートが前面×2&背面×4と多い。

・ヘッドホン出力ポートが背面
スピーカー(BOSE Companion 20)を繋ぐケーブルを背面に挿せる。
背面のUSB 3.0ポートの多さもあって前面をすっきりさせられる。

・SDカードスロット有り
microSDカードを直接挿せるUSBアダプタ(CRW-3SD54BK)を持っているので必要はないが、あって損する物ではない。

◇デメリット

・本体サイズ(容積)&重量増
BRIX ProやST180Eより大きい。ST180Eと幅や奥行きはほぼ同じだが厚みがある。
電源内蔵&2.5インチストレージ×4搭載可能なので仕方ない。

・PS/2ポート無し
ST180Eでは直接PS/2キーボードを接続出来たがVC65RはPS/2ポートがない。
BRIX Proの時に使っていたPS/2→USBアダプタ(SD-PS2CUSB)があるので一応問題なし。

・CPU性能ダウン
BRIX Pro:Core i7-4770R - PassMarkベンチマーク:9830
ST180E:Core i7-6700T - PassMarkベンチマーク:8896
VivoMini VC65R:Core i5-6400T - PassMarkベンチマーク:5274

Core i7からi5に落ちるので結構性能が下がる。
自分の使い方だとCPU性能よりもストレージ書き込み速度の方が重要なので多分許容範囲。
ST180Eの物とCPUを交換することも考えたが、難しそう&サポート外になるのでやめた。

・グラフィック性能ダウン
BRIX Pro:Intel Iris Pro 5200 - PassMarkベンチマーク:1176
ST180E:Intel HD Graphics 530 - PassMarkベンチマーク:961
VivoMini VC65R:Intel HD Graphics 530 - PassMarkベンチマーク:961

ST180Eと同じ。グラフィック性能は自分の用途では不要なので特に問題なし。


あと、ST180Eで起こっていたディスプレイが節電状態(スリープ)にならない現象はVivoMini VC65Rでは起こらなかった。
VivoMini VC65Rではちゃんと画面オフやスリープでディスプレイも節電状態になる。

現在のPC環境はこんな感じ。

VivoMini VC65Rの上に外付けBDドライブと外付け4TB HDDを置いている。
外付けHDDが今までよりも一つ減り、そこそこ良い感じになったんじゃなかろうか。
CPU使用率が上がっても爆音に悩まされることがなくなった点も大きい。
ついでにWebカメラもシンプルな物に買い換えた。Webカメラ本体やケーブルがすっきりした。


総合的に見てVivoMini VC65Rにはかなり満足している。

ST180Eを買ったのが完全に無駄になったのがつらい。売りに出すかねぇ……。

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